すべてはフィリピンから始まりました。

ゴミを売ることで生計を立てる、都市部の人々とは対照的な集落の人々を目にした私たちは、ただその場に立ち尽くすことしかできませんでした。

その様子からは、貧富の差や環境汚染はもちろん、人権問題や深刻な健康リスクも垣間見えます。

その経験から、私たちは「廃棄物のリサイクル」という人々との「協働」を通じて、循環型社会と美しい地球環境の構築に寄与していきたいと考え、焼却処理の過程で人体に甚大な健康被害をもたらしてしまう電子廃棄物（E-waste）を、発展途上国から日本へ輸入し、貴金属のリサイクルに繋げ、再利用されます。

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−電子廃棄物再利用のプロセス−

現地のジャンクショップからE-wasteを買い取ります。回収したE-wasteを剝線機で銅と外皮に仕分け、貴金属を取り出し、リサイクルへとつなげます。

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−今後の展望−

1.他国への展開

現在はフィリピンのE-wasteをリサイクルしていますが、ベトナム・タイなどフィリピン以外のアジア各国へも事業を拡大したいと考えています。

2.日本技術の移転日本のリサイクル技術を現地に導入

現地処理体制の確立各国が自国内で廃棄物処理を完結できる仕組みを整えます。

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−3つの事業意義−

1.環境的意義　E-wasteを焼却前に回収し金属分離することで、有害ガスの発生を防ぎます。

2.経済的意義　スカベンジャー、ジャンクショップ、事業者という経済循環をつくり、貧困層にも収入機会を提供する

3.社会的意義　廃棄物処理を「仕事」に変える仕組みをつくり、危険で不安定な労働をより安全で安定的な収入に変え、人々の生活基盤の安定につなげる

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